第5回:ステップ2 儲かるキーワードを特定する vol.3

キーワードに顧客の心理が表れる

GoogleやYahoo!の検索エンジンから特定のキーワードで検索したとき、1位に表示される場合と2ページ目、つまり11位に表示される場合では、ホームページの紹介文を目にする確率は25倍以上変わります。 皆さんも何かを検索したときに、1ページ目を真剣に探し、それでもなければ2ページ目以降を探すでしょう。探している情報が見つからなくて、根気よく探したとしても5ページ目ぐらいが限度です。つまり50位以降に選ばれているホームページは、お客様から見れば無きに等しい存在なのです。 SEOの目標は次の3点になります。
  • 1.Google、Yahoo!で「ベスト10」入りを目指すこと
  • 2.できれば「ベスト3」入りを目指すこと
  • 3.ただし、「儲かるキーワード」で
突然ですが、ここで問題です。「ハワイ旅行」「ハワイツアー」では、どちらのキーワードの販売単価が高いと思いますか。 答えは「ハワイ旅行」です。 「ハワイ旅行」を選ぶ人の販売単価の方が「ハワイツアー」より20%近く高いのです。これは「ツアー」という言葉は、格安ツアーなど安いイメージを連想しやすいからでしょう。 「ハワイ旅行」で検索する人は、家族旅行で行く人、いいホテルに泊まっておいしいものを食べたいと思っている人などが打ち込むキーワードだと予想できます。 このように、顧客の選ぶキーワードには必ず、”意図・狙い・ニーズ”が含まれているのです。 SEOをする上で、単語の文字列に込められたお客様の”意図・狙い・ニーズ”をつかむスキルを身に付ける必要があります。このスキルがあるかないかがSEO成功の生命線であり、極めて重要なポイントです。 続いての問題は、「ホームページ作成」と「ホームページ制作」ではどちらのキーワードの販売単価が高いでしょうか。 こちらは、「作成」というキーワードで検索する人は、自分でホームページを作るための情報や資料を収集しているというニーズが込められています。 それに対して「制作」で検索する人は、どの業者が自分の会社のホームページ制作に適しているかを比較検討してみようというニーズを感じられます。 そのため「制作」というキーワードで検索する人の販売単価の方が高くなります。 このように、ちょっとしたキーワードの使い方でも、その中にしっかりとしたユーザーの”意図・狙い・ニーズ”が含まれているのです。 そしてキーワードには、大きく分けて、「情報収集キーワード」「購入検討キーワード」の2種類に分けることができます。

情報収集キーワード
情報(だけ)を求めている人が検索するキーワード

購買検討キーワード
商品やサービスの購入を検討している人が検索するキーワード

GoogleやYahoo!は検索エンジンで、いわば機械ですが、”その後ろには生身の人間がいる”のです。意識して、そのキーワードを入力した人の気持ちや、その思いをくみ取ることができるようになることが、選ばれるキーワード作りの次のステップです。

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