三日坊主を抜け出し、モチベーションを保つコツ
仕事においても勉強においても、自分を高めていくためにはスキルを磨き、新しい知識を身に付けないといけません。しかし、最初だけはやる気があるのに、どうしてもモチベーションが続かない、いわゆる「三日坊主」となってしまう人も多いはず。
どのようにすれば、結果を出せるまでモチベーションを保つことができるのでしょうか。
文学者の齋藤孝さんは著書『結果を出す人の「やる気」の技術』(角川書店/刊)の中で、長続きしない人は、“特訓”モードになることで一点突破できると語っています。
ここでは本書の中から「やる気」を引き出し、モチベーションを保つコツをいくつかご紹介します。
■自分を追い込んだ状況をセッティングする
漠然と「できたらいいな」と思っている限り、いつまでもそれは「できたらいいな」でしかありません。自分の立てた目標や志が途中で挫けてしまわないようにするには、自分を追い込んだ状況にセッティングすることが大切です。
例えば、公に宣言してしまいましょう。「絶対やる!」という風にみんなの前で宣言したり、文字として書いておいたりするのです。そうすることで、自分のすべきことが明確となり必然的に動かざるをえなくなります。
■ネットもメールもツイッターもチェックしない
一点突破で行くには、集中できる環境が必要です。そこで大切なのは、自分の集中を妨げる外部との連絡を一切断つことです。ネットサーフィンをはじめるといつの間にか時間が経っていた、ツイッターで気になる人を見つけてタイムラインを見ていたら確保した時間がすっかり過ぎ去っていたということもあるはず。
齋藤さんは意識が拡散しがちな状況から身を引き剥がし、かなり意識的に「日常性を断ち切る」ことをしないと、一つのことに熱中する時間を持つことができなくなってしまうと指摘しています。
■スタートしたら「質より量」で
挫折の最大の原因、それは自ら課したハードルが高すぎてしまっていることです。
いざ始めてもその壁が高すぎると、ノッてくる前に嫌になってしまうことがあるのではないでしょうか。そうならないためにも、最初は成果の質を求めず、量をこなすことを目標とすべきです。量を積み重ねることは、苦手意識や抵抗感を減らすことにつながるのです。
この本では「特訓」という切り口からアニメのキャラクターから歴史上の人物、そして人気作家まで、様々な人の事例を通してモチベーションを維持する方法を教えてくれます。
もうすぐ、春そして新学期やです。ここで奮起をして自分を高めていきたいものです。
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