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日本のイメージトレーニングの第一人者、西田文郎氏の心に響く言葉より… 「人生とはなにか」を考えたとき、私は、 「恩を感じて、恩返しをして死んでいくこと」 だと思っています。 恩を感じる力とは、「積極的自己犠牲」です。 親は子の面倒を見て、子は親の面倒を見る。 かつての日本は、それが当たり前でした。 ところが現代の日本人は、親への恩を忘れています。 自分を犠牲にしてでも、親の面倒を見ようとする「本当の愛」を持っていません。 「社会的成功」=「人生の幸せ」とはき違え、他人との競争に勝つことばかり考えています。 「自分は、まわりに生かされている」ことを忘れてしまったのです。 日本人が豊かさの代りに失ったもの。 それは、恩を感じる力です。 他者のために尽くすことが、自分の幸せにつながることに、気づいてほしい。 そのためにも、「恩返しの法則」を実践してほしいと思います。 人は、自分以外の人との出会いによってしか、成長できません。 自分以外の人と一緒にいなければ、「心の幸せ」を感じられません。 「恩返しの法則」を実践すれば、「自分がまわりに生かされている」ことに気づくことができる。 そして、どんな小さなことにさえ「恩」を感じ、「生きていてよかった、生かされてよかった」と幸せをかみしめることができるのです。 『一瞬で人生が変わる 恩返しの法則』ソフトバンククリエイティブ 「あなたが感謝すべき人、10人の名前をあげなさい。 そして1年以内に、10人全員にあなたの感謝を伝えなさい」 と西田氏は言う。 人間にとって、最も根源的な恩返しは「親孝行」だ。 そして、親孝行といえば、二宮金次郎が思い浮かぶ。 父親が病気がちとなって家も零落し、小さな子どもを抱えた母親も働けないという劣悪な環境の中、金次郎は、子どもの頃から、昼となく夜となく働き、家を助け、親孝行した。 13歳の時に父親が、母親は15歳の時に亡くなり、結局、金次郎は叔父の家に引き取られ、兄弟もバラバラになるという、過酷な運命を生き抜き、それを乗り越えた。 かつての日本では、そんな厳しい現実はいたるところでみられた。 積極的な自己犠牲とは、論語にある「身を殺して仁を成す」の心だ。 「我が身を殺しても、仁の道をなすこと」だが、世のため人のために、身を投げ出す覚悟のあること。 感謝には行動が伴わなければならない。 百万遍、「恩返し」と唱えたところで、恩返しはできない。 お世話になった方々に、メールや電話ではなく、直接に出向いてお礼を申し上げたい。 心の朝食-名言・格言・いい話
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