第9回:ステップ3 SEO を始める vol.4

儲かるキーワードを洗い出す

儲かるキーワードになるために必要な2つの条件は、
  • 1.検索回数が十分あること
  • 2.キーワードにユーザーのニーズが込められていること
儲かるキーワードを選ぶために、まずは「量は質を凌駕する」という点を念頭に置いておいて下さい。 キーワードを選ぶときには、3つの視点から分析します。
  • 1.自社(Company)
  • 2.他社(Competitor)
  • 3.顧客(Customer)
これをキーワード3C分析法と呼んでいます。自分(自社)を知り、敵(競合相手)を知り、味方にしたい人(顧客)のことを知る。その3者が「いいな」と思っているキーワードこそ、最強のキーワードです。

1.自社を分析する

自社分析とは、現状を把握することです。自分達は「カッコいいホームページだ」と思っていても、コンバージョンにつながっていないのなら何か問題点があるはずです。それを分析しなければ、ホームページを改善できません。 自社の分析をするのに有効なのは、「Google Analytics」などの解析シールです。直帰率、滞在時間、閲覧ページビュー、そしてコンバージョン率の4つのポイントを中心に調べますが、なかでも最も重要なのが”コンバージョン率”です。 ほかのポイントの100倍ぐらい重要なチェックポイントですので、徹底的に調べて下さい。 同時に、自社のパンフレットや提案資料の中に記載されているキーワードをあらためて見直してみます。自社が強調したいキーワードで構いませんので一度洗い出してみましょう。

2.競合を分析する

競合とは、同業他社だけではなく、キーワード広告などで自社が1位を狙っているキーワードを使っている企業、検索エンジンで同じキーワードで上位にランクしている企業などです。これらが力を入れて対策しているキーワードを洗い出していきます。 そのキーワードが「儲かるキーワード」である可能性が高いのです。 洗い出し方としては、競合する会社または商品のホームページで使われている以下の項目について調べます。
  • 1.titleタグ
  • 2.metaタグ
  • 3.h1タグ
競合が力を入れて対策しているキーワードは、儲かるキーワードである可能性が高いと判断できます。この方法は少ないコストで大きな成果が期待できるでしょう。

3.顧客を分析する

キーワードには顧客のニーズが隠されています。顧客のニーズを知るためには次のような方法があります。 1.キーワードツールを使う キーワードを洗い出すために「Google AdWordsキーワードツール」などのツールがあります。Googleが提供するキーワードツールを使うと、関連語の候補を調べられ、お客様の関心度が高いキーワードが分かります。 2.顧客の生の声 顧客のニーズを知るには、やはり直接聞いてみるのが一番です。商談の際に顧客にアンケートを実施してみて下さい。また、問い合わせ電話やメール、商談開始のときに、「○○が欲しいんですけど」「○○について知りたいんですけど」と顧客が発する第一声こそニーズが最も高いキーワードです。 なかでも、問い合わせのメールの文章には注目すべきです。メールを打つときは、ネットで検索しているのと同じような心理状況なので顧客のニーズが凝縮されています。 ネットの中には無数のお客様のニーズが転がっています。それを見つけだして、どう生かすかかが醍醐味なのです。

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