これで夫婦円満!夫が少ないお小遣いでも満足する方法

新生フィナンシャルが全国1,000人のサラリーマンを調査したデータによれば、1ヶ月のお小遣い平均額は前年比4,100円減の3万6,500円。これは4年連続のダウンで、バブル崩壊後の最低額を更新したとのことです。 この結果を受けて、『R25』の編集部が500人へのアンケート調査で『今のお小遣い金額の“満足度”』を採点してもらったところ、平均は58.9点。“30点以下”が11%と、やはり多くが不満を抱えていることが明らかになりました。(※1) こうした状況で、少ないお小遣いだけど夫に満足してもらうにはどうすればいいのでしょうか? 岡崎博之氏の『使える!悪用禁止の心理学テクニック』からヒントを見つけました。(※2) ■お小遣いが下がっても満足できる“臨時お小遣い作戦” 今、あなたは月々の収入のなかから、ぎりぎり最大限の額をお小遣いとして夫に渡していますか? たしかに、夫のためを思ってそうしているのは分かりますが、ここは心を鬼にしてお小遣いをカットするべきです。 もちろん、夫にとってお小遣いカットは不満に違いありません。ただ、あなた自身もたとえば被服費を削るとか、甘いものを我慢するとか節約を宣言して、何とか夫に納得してもらいましょう。 また、仮に夫の給料が上がったとしても、そこで安易にお小遣いをアップしてはいけません。お小遣いは据え置きです。 そのかわり、夫が仕事で成果をあげたり、家事を積極的に手伝ってくれたり、家庭の内外で何かプラスのことがあった場合に、臨時のお小遣いを渡すのです。 実は、心理学的に、毎月決まった金額をもらうよりも、全く予想していなかった金額をもらうほうが、受け取る側は大きな快感を覚えるとのこと。このような心理のことを“不定率強化”といいます。 『使える!悪用禁止の心理学テクニック』では、この心理を利用したある興行主のエピソードが紹介されています。 その興行主は、出演者のギャラを値切りまくるのですが、興行が終わってから“ご祝儀”として、追加のギャラを渡すとのこと。それなら、最初から値切るなよ……とも思えますが、あとから思いがけない臨時収入を得られた出演者は大喜びなのだそうです。 なので、夫へのお小遣いも毎月決まった額を渡すよりも、普段は低めでときどき思いがけないご祝儀をはずむほうが、夫の満足度は高くなります。 また、こうした臨時お小遣い作戦を実施することにより、夫の仕事や家事に対するモチベーションもアップするので、まさに一挙両得のテクニックなのです。 ■臨時お小遣い作戦を成功させるふたつのコツ この臨時お小遣い作戦で、夫の満足度を高めるにはふたつのコツがあります。 まず、臨時のお小遣いは不定期に与えること。通常のお小遣いを渡す日は“毎月20日”というふうに決まっているとしても、臨時のお小遣いは渡す日は決めず、夫が何か功績をあげたタイミングで渡しましょう。 また、金額を一律に決めないことも大事。あるときは、1万円。別のときは5,000円というように、金額に変化を持たせて、夫に予測可能性を持たせないほうが、満足度を高めるのに効果的です。 いかがでしたか? 厳しい経済事情でやりくりが大変な場合、ぜひ当記事で紹介したテクニックを実践してみてくださいね。夫だけでなく、子どものお小遣いでも、もちろん実践可能ですよ! 【参考】 ※1.サラリーマンのお小遣い「理想」と「現実」は? | web R25 ※2.岡崎博之(2008)『使える!悪用禁止の心理学テクニック』 宝島社文庫

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