お金が貯まらない人の10の悪い習慣

今月からちゃんと貯金を始めよう!と思っていたのに、いつのまにかお金を使ってしまっていた…というのはよくある話。なかなか貯まらないお金、どのようにすればしっかりと貯蓄できるのでしょうか。  マネーカウンセラーとしてこれまで1200人以上からお金についての悩みを聞いてきた田口智隆さんは、『「なぜかお金が貯まる人」がやっていること』(廣済堂出版/刊)で、「お金の管理は人生の管理」だといい、貯金ができる人は総じて“自己管理”が出来ているといいます。  では、自己管理が出来ていない、つまりお金が貯められない人によく見られる習慣とはどのようなものでしょうか? 本書から、お金が貯まらない人に見られる10の悪い習慣をご紹介します。 (1)週に何度もATMでお金をおろしている  一週間に何度もお金を下ろすのは、典型的なお金がたまらない人のパターンです。ATMで頻繁にお金をおろしていると、自分がどれだけ使っているかの感覚がマヒしてきます。 (2)自分が悪くなくても謝ってしまう  すぐに「すいません」を口にするのも危険です。なぜなら、「すいません」を大安売りする人は、相手に流されやすいから。相手に流されてばかりでは、お金は貯まりません。 (3)いつも残業をしがちである  残業しがちな人も貯まらない典型のタイプです。残業代もロクにつかないこの時代、頑張って残業してもお金が稼げるわけではなく、疲労とストレスだけが溜まります。「タイム・イズ・マネー」です。時間をムダにしていませんか? (4)使いかけの調味料がいくつもある  どの家庭にもある冷蔵庫ですが、1度使ったまま賞味期限が切れてしまったドレッシングや調味料はないでしょうか。使いかけの調味料はムダ使いの象徴だと言えます。 (5)ランチでさえも即決できない  優柔不断は自分にとって必要なものを見極められないということです。そしてついつい不必要なものに手を出してしまいます。また、ランチを即決できない男性は女性にも嫌われる。 (6)店員に対して横柄な態度を取っている  横柄な態度は自分の自信のなさの現われです。他人の気持ちを考えることができない人は、自分の気持ちをしっかりとコントロールできていないといえます。 (7)三十歳を過ぎても親と同居している  実家にいたほうがお金はたまると思うかも知れませんが、実際、若いうちからお金を貯められている人の多くは一人暮らしをしている人です。 若いうちの一人暮らしは自己管理能力を養います。 (8)「夜ふかしは贅沢」だと思っている  深夜遅くまで起きている人はお金を貯められないと田口さんはいいます。例えば飲み屋にしても、タクシーに乗るのも夜にお金をかけると割高になるからです。 (9)気が付けば全然運動をしていない  「気が付けば全然、運動していない」という人もお金を貯められない傾向にあるといいます。運動は健康維持のために必要ですが、それが出来ていないということは、自己管理ができていないということ。健康的な体を維持することはお金の貯蓄にもつながります。 (10)自分の会社以外のことに関心を持っていない  毎日が「会社一色」も悪い傾向です。会社に満足すると自分の現状に満足してしまうため、その後の自分の進歩が止まってしまいます。社外の人間と付き合い、世界を広げることが大切です。  実は、著者の田口さん自身も10年前まで以上のような悪い習慣を繰り返しており、ついには“借金大魔王”とまで呼ばれていたといいます。しかし、そんな田口さんを救ったのは「お金が溜まる習慣」を身につけたことで会得した自己管理能力でした。本書にはどうしてお金が貯まらないのかといったところから、お金との付き合い方までを著者の経験とともに分かりやすく説明します。  お金を貯めることができないという人は一度自分の生活を振り返ってみてはいかがでしょうか。もしかしたらムダだらけの毎日を過ごしているかも知れませんよ。

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