お前のものは俺のもの 俺のものは・・・
写真の名言ですが、一見、
ジャイアンが他人のものを全て
自分のものにしたいかのようですよね。
しかし、実際は、
この言葉は、昔のび太が小学校入学の際、
無くしたランドセルを、ジャイアンが一緒に探したときの言葉。
つまり、お前が無くしても俺のものだと言い、
探した事に由来すると。
また、スネ夫とのび太の観点からすると、
スネ夫は親が金持ちだけど、臆病で卑怯な面がある。
のび太は優しいけれど、その他は平均以下。
はたして、ジャイアンは彼らから何を得ようとしているのか?
それは、ジャイアンが、二人に対して、
彼らの弱い部分までも、
オレのものだ、 と言っているのではないだろうか・・・。
かの松下幸之助もこう言っています。
「自分は身体が弱く、1週間働く事は不可能だった。
だから、事業を始めようとした時、自分には出来ないので、
誰かにやってもらおうと考えていた。」
つまり、商売人の家(八百屋)に生まれたジャイアンは、
すでに小学生の頃には、
助け合いの精神、人と人との絆をつくることで、
事業を成功に導く術を体得していたのでは。
このワンシーンは、自分、そして相手(二人)が
互いに、あるもの、ないものを補い合い、
助け合う、その堅い意思確認の場面だと・・・。
ドラえもんは奥が深い。
作成: 杉山 司
ドラえもんもそうですが、想像を膨らませて創造することは大切です。
お前のものは俺のもの 俺のもの俺のもの…な!!
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