あなたのところは大丈夫?実は危ない夫婦の会話3つ
明治安田生命が昨年2010年11月に実施した夫婦に関するアンケートによると、“夫婦円満の秘訣”として、8割近くの人が“よく会話する”を挙げました。
一方で、平日の会話時間で多数を占めたのは“30分以上~1時間未満”(30.9%)で、次いで“1分以上30分未満”(27.6%)という結果となり、1時間未満の夫婦が過半数ということが分かりました。(※1)
もちろん、会話は量だけでなく質が大事です。「うちはたっぷり会話しているから大丈夫!」という場合でも、質が伴っていなくては、夫婦の危機を迎えることもあります。
そこで、当記事では、心理学者・渋谷昌三氏の『誤解だらけの夫婦の心理学』を参考に、実は危ない夫婦の会話3パターンをご紹介します。(※2)
■1:子どものことしか話題がない
“子はかすがい”と言われますが、夫婦の会話も子どもの話題が中心という家庭は多いのではないでしょうか。
もちろん、子どもの成長は夫婦共通の関心事ですので、子どもの話題がいけないというわけではありません。しかし、“子どもしか話題にすることがない”とすれば、その夫婦は危ないと渋谷氏は述べています。
というのも、子どものことばかり話していては、お互いに自分のことは全く話さない。相手(夫or妻)のこともどうでもいいということになりかねないからです。
父母であると同時に、ひとりの人格でもあるパートナーのことを互いに尊重し合わなければ、いずれ子どもが独立したあとに、話すことがなくなったり、「相手が何を考えているのか分からない」という事態に陥ったりして、夫婦の危機を迎えます。
■2:まるで仕事のような会話をする
夫婦の会話が、事務的すぎることはありませんか? 事務的すぎるとは、お互いに事実を淡々と述べあうだけという状態を指します。たとえば、「今日お義母さんから電話があったわよ」「明日は遅くなるから晩御飯はいらない」という具合です。
もちろん、情報を共有することは共同生活を送っていくうえで必要不可欠ですが、それだけで終わってしまって気持ちの触れ合いがないというのは、夫婦として寂しいものです。
また、このパターンは会話が成立しているようで実は一方通行という点でも夫婦間に溝を作りやすいといえます。
■3:ものわかりがよすぎる
夫婦間で波風が立たないというのは一見、申し分ないようにも思えます。
しかし、パートナーの発言に対し、「へぇーそうなんだ」「うん、僕(私)もそう思うよ」というように、常に“イエスマン”になっているとすれば、実は危険な状態です。
夫婦だって他人ですから、価値観が違うのは当たり前。それなのに、何事においてもイエスマンという場合、単に相手に関心がなかったり、あるいは「こいつには何を言ってもムダ」などと馬鹿にしたりしているおそれがあります。
そういう関係だと、いざ家庭内で問題が発生した際に、お互いに折り合いをつけることができません。傍目には仲睦まじい夫婦が突然離婚してしまうのは、このパターンが多いです。
お互いを思う、思いやりを忘れ無い事の私は心がけています。子供達、自分のためにも夫婦仲良く、くらしましょう。
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