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「魔女の宅急便」の“その後”を知ってる?
女の子に、「ジブリ作品で何が好き?」と聞くと、かなりの確率で返ってくる答えが、「魔女の宅急便」。魔女のキキが、13歳で一人別の町へ旅立ち、そこで一人前になるべく修行をする、という物語です。魔女とはいえ、悩みや喜びは誰にも同じようにある種類のもので、等身大のキキの姿に自分を重ねたりもしながら、「なんだか見ると元気になれる!」という女の子たちの声はとても多いです。
「魔女の宅急便」は、もともと角野栄子さんの絵本(1985年発売)が原作。映画版(1989年公開)では、キキがスランプから自分なりに立ち直り、友人も増え、町での生活を楽しく暮らしている、というシーンで終わっています。しかし映画公開の後も、絵本のほうは続編が描かれ続け、2009年に第6巻をもって物語は完結を迎えます。最終巻では、なんとキキもお母さんになり、自分と同じく子供たちが修行に出るのを見送って終わるのですが、第5巻あたりでは、お年頃になったキキの恋模様がたくさん描かれています。キキはどんな風に恋をし、結婚をしていくのか。今回は、読むだけでほっこりと心が温かくなるような“キキの恋模様”について、ちょっぴりご紹介したいと思います。
13歳での修行を終えたキキは、海の見える町(絵本では「コリコの町」と呼ばれる)をとても気に入ったため、1年後に再び町へ戻ってきて、皆さんもご存知のオソノさんや、猫のジジたちと暮らしていきます。そして年月は経ち、「キキには“お決まりさん”がいるらしいよ」と町の人に噂されるお年頃に。その相手は、皆さんもご存知の、あの「トンボさん」! 絵本でのトンボさんは名前のとおり“昆虫”に興味を持つ青年で、その勉強のために遠くの大学へ行ってしまいます。そしてキキたちは手紙を交わし合う、いわゆる”遠距離恋愛”をするのです。
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